１勝１敗で迎えた王位戦七番勝負第三局。兵庫県神戸市の有馬温泉の老舗旅館で行われました。

１９日に誕生日を迎えた藤井聡太二冠は１９歳となって最初の対局。挑戦者の豊島将之二冠（３１）は直接対決で大きく勝ち越していて、藤井二冠にとって「天敵」となっています。

注目の戦いは藤井二冠の先手番で始まりました。先に４勝した方がタイトルを獲得する王位戦。これまで第一局は豊島二冠が圧勝し、第二局は藤井二冠が逆転勝利を収め１勝１敗となっています。

対局を前に２０日、会場の下見を行った２人。第三局に向けて藤井二冠は――「１９歳の誕生日を迎えて、１勝１敗のタイの成績で、迎えることになったのでここから第三局、気持ちを新たにやっていけたら」

２日間の長期戦となる対局。栄養補給も大切で、昼の勝負メシは藤井二冠が「三田牛と淡路玉葱焼き膳」豊島二冠が「国産うな重膳」を食べ、午後の対局に備えました。

勝敗は２２日の夜には決まる見通しです。