まさか!“スケボーラスカル”も驚きと喜び
東京オリンピックスケートボードで、金メダルを獲得した西矢椛選手と、銅メダルを獲得した中山楓奈選手。競技後のインタビューで2人が話をしていたのが「あらいぐまラスカル」であったことが判明。「あらいぐまラスカル」のアニメ制作会社からは喜びの声があがっています。
■「あらいぐまラスカル」アニメ制作会社も歓喜
東京オリンピックスケートボードで、金メダルを獲得した西矢選手と銅メダルを獲得した中山選手。競技後のインタビューで2人が“ラスカル”の話をしていたことが分かり、「何のラスカルか」と26日から話題になっていました。
そして27日、「ラスカル」が「あらいぐまラスカル」であったことが判明。「あらいぐまラスカル」のアニメ制作会社「日本アニメーション」に電話で話を聞きました。
日本アニメーション担当者
「大変光栄で嬉しかったのが第一ですね。アニメーションのラスカルの放送が1977年で、来年45周年を迎える作品です。インタビューも拝見したが、再放送をご覧になっていたということで、若い世代にも視聴いただき大変光栄です。おめでとうございます」
■「あらいぐまラスカル」もお祝いツイート。史上初のスケボーラスカルのイラストも
26日、競技後のインタビューの後、「あらいぐまラスカル」も素早く反応。26日午後4時頃、公式Twitterでお祝いの投稿をしています。
「西矢選手、中山選手、スケートボード女子ストリートでのメダル獲得おめでとうございますミャ~」(ラスカル公式Twitterより)
投稿はスケートボードに乗ったイラスト付き。なんと、ラスカルがスケートボードに乗るのは史上初のことです。このイラストを制作した経緯についてアニメ制作会社は、「ラスカル」の話をしているインタビューを社員が聞いて、「ラスカル違いかもしれないが、同じ“ラスカル”ということでお祝いしよう」となったといいます。
このお祝いのために社員の総力を結集。「誰よりも早くお祝いを伝えたいという思い」と「『あらいぐまラスカルであればいいな』という思い」で、他の仕事は脇に置いて2時間ほどでイラストを制作したということです。ツイートには、「仕事が早い」とのコメントも付きました。
■アニメ制作会社「嬉しい、そしてまさかの驚き」
SNSで巻き起こった“ラスカル論争”から一夜。“ラスカル”があらいぐまのことだったと聞いて、アニメ制作会社も「まさか」という気持ちだったと明かします。
日本アニメーション担当者
「さすがにまさか、あらいぐまラスカルの曲を聴いてスケボーしているわけではないだろうと思っていました。のりのりな曲ではないですし、リラックスするために聞いていただいているのかもと思っていたのですが、弊社のラスカルだったんだ!と、再放送をご覧になってくれていたんだ!と嬉しかったです」
■ラスカルの期間限定ショップもTwitterでお祝い
ラスカルの8月までの期間限定ショップも、公式アカウントでお祝いツイート。投稿された写真にはラスカルのぬいぐるみに、スケートボードのイラストが添えられています。ネットのトレンド検索でも、検索数が上がりました。
両選手が出演した情報番組の中で「あらいぐまのラスカル」だったことが明かされた後の午前7時45分頃、「Googleトレンド」や「Yahoo!JAPANリアルタイム検索」では「ラスカル」の検索数が急上昇しました。
また、アライグマを飼育している埼玉県の東武動物公園にも話を聞いてみました。担当者は「今回はアニメがフィーチャーされるかもしれませんが、これを機に、動物に興味を持ってもらうきっかけになればよいかなと思います。」と話しています。
写真:ラスカル公式Twitterより