東京感染“緩やかな減少”「BA.2」で“再拡大”懸念も
東京都は新型コロナに関する会議を開き、専門家はオミクロン株の新たな種類BA.2の影響での「感染再拡大の可能性」に懸念を示しました。
国立国際医療研究センター・大曲貴夫医師「新規の陽性者は緩やかな減少傾向にあるものの、医療提供体制への影響がきわめて大きい水準で推移をしております」
会議では都内の感染者の7日間平均は、先月8日をピークに緩やかな減少傾向にあると報告されました。
一方、感染力がより強いとされるBA.2の疑い例については、先月22日からの1週間に、都が独自のPCR検査を実施した検体の12.3%を占め、割合は「増加傾向にある」と指摘。専門家はその影響などで感染が再拡大する恐れがあるとしています。
小池知事「(まん延防止等重点措置について)医療提供体制の状況とかワクチンの3回目の接種がどれほど進んでいくのか、専門家の先生方の意見を聞いた上で国とも連携しながら対応していく」
会議後、小池都知事はこのように述べ、今月21日に期限を迎えるまん延防止等重点措置の解除については、明言を避けました。