“新種”に警戒感「BA.2の動向に注視必要」都分析会議
東京都は、新型コロナウイルスのモニタリング会議を開き、専門家はオミクロン株の新たな種類、「BA.2の動向に注視が必要」と警戒感を示しました。
国立国際医療研究センター・大曲貴夫医師「新規陽性者数の7日間平均でありますが、依然として極めて高い値でとどまっております。感染性がより高いとされているオミクロン株BA.2の今後の動向を注視する必要がある」
東京都内の感染者数の7日間平均は、23日時点で前の週の9割ほどのおよそ1万3057人に減少し、増加比は2週連続で100%を下回りましたが、専門家は、「増加比がわずかでも増えれば、感染の再拡大の恐れがある」と引き続き警戒感を示しました。
繁華街の夜間滞留人口が、重点措置適用後、初めて増加に転じたと報告され、専門家は「それに伴い、感染者数の減少傾向も鈍化しつつある」と指摘しています。
また、感染力がより強いとされるオミクロン株の新たな種類、BA.2について、1月に確認された29人のうち、25人は市中感染が疑われるということです。
今月15日から1週間の都の独自の変異株PCR検査の結果では、4.2%に当たる4件がBA.2疑いと報告され、専門家は、「増加傾向がみられる」と指摘し、今後の動向に注視が必要だとしています。