墨田区の保健所“若年層の感染者急増”
東京・墨田区の保健所では若年層の新型コロナウイルスの感染者が急増していることから対応に追われています。
東京・墨田区によりますと、区内の直近7日間の感染者数の平均は28日時点で、およそ36.5人で、先月上旬と比べておよそ6倍となっています。
病床の使用率は4割程度を維持していますが、感染者に占める30代以下の若年層が63パーセントを占めていて、デルタ株(インド型)への感染も増えています。
墨田区保健所・西塚至所長「活動を積極的にしている方(若年層)の感染ではかなり関係者の数が全く違う。(濃厚接触者が)3倍・4倍いますので、これらのトレース作業(疫学調査)については本当に夜遅くまでしています」
また若年層の感染者が、病院を受診せず通勤を続けてしまうケースなども増えていて、区は積極的に検査を受けるよう呼びかけています。
さらに若年層でも症状が悪化するケースが相次いでいることから、血液中の酸素飽和度を測定できる機械をこれまでの3倍にあたる900台に増やして自宅療養者に配布し、健康観察を強化しているということです。