“渡航歴なし”感染者からインド型変異確認
東京医科歯科大学は今月初旬から付属病院に入院している新型コロナウイルスの患者1人から、インド型の変異ウイルスを確認したと発表しました。海外渡航歴はないということです。
東京医科歯科大学によりますと、今月初旬から付属病院に入院している40代の男性患者1人から、感染力が高いとされるインド型の変異ウイルスが確認されたということです。
男性は快方に向かっていますが、海外渡航歴も渡航歴のある人との接触もないことから市中感染したとみられ、東京医科歯科大学は「インド型の市中感染拡大が始まっている可能性もあり、注意深く見守っていく必要がある」としています。
また、病院は12床の重症患者用ベッドのうち11床が埋まっていて、入院患者の7割以上が「N501Y」変異ウイルスだということです。