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【解説】富士山 地震と火山活動の関係噴火の可能性は――過去には巨大地震後に大噴火も

2023年4月3日 12:22
【解説】富士山 地震と火山活動の関係噴火の可能性は――過去には巨大地震後に大噴火も
活火山でありながら、最後の噴火から300年以上経過している富士山。専門家は「いつかは必ず噴火する」と話す中、先月末、富士山噴火に備えた新しい避難計画が公表されました。計画は噴火だけを想定して作られていますが、過去に巨大地震後、富士山噴火が発生した事例があるように、「連続災害」についても今後の検討課題として示されています。富士山の過去の火山活動、地震と火山活動の関係性、噴火した場合の備えは?社会部災害担当・内藤ミカ記者が解説します。【週刊地震ニュース

■震度1以上の地震が35回 東北地方で震度4の地震が2回

3月27から4月2日までの期間、国内で震度1以上の地震は35回発生しました。このうち、北海道や東北地方などで震度4の地震が2回ありました。

▼3月27日、午前0時04分頃、宮城県東松島市などで震度4を観測する地震がありました。震源は宮城県沖でマグニチュード5.3、震源の深さ60キロでした。

▼3月28日、青森県東方沖を震源とする地震はマグニチュード6.2でした。北海道、青森県及び岩手県で震度4を観測したほか、北海道、東北地方や関東地方で震度3~1を観測しました。

▼先月29日、午前3時48分頃、石川県珠洲市で震度3の地震がありました。震源は石川県能登地方、マグニチュード4.1で、震源の深さは13キロ。また、同じ日の午後0時2分頃と午後5時39分頃にも珠洲市で震度3の揺れを観測する地震がおきるなど、この期間、震度3が3回、震度1の地震が7回発生しています。この付近では、2020年12月から地震活動が活発になっています。

▼31日午後7時54分頃、父島近海を震源とする地震が発生しました。マグニチュードは不明、震源の深さ73キロで東京都小笠原村で震度3を観測しました。

▼今月1日、午後6時41分頃、新潟県佐渡市や村上市、山形県西川町などで震度3を観測する地震がありました。震源は新潟県の下越沖でマグニチュードは4.9、震源の深さは28キロです。

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■過去には巨大地震後に富士山噴火 「連続災害」の可能性――
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