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厚労省専門家会議「災害に近い局面…」

2021年8月11日 21:33
厚労省専門家会議「災害に近い局面…」

新型コロナウイルスの感染者数が過去最多を更新するなか、厚生労働省の専門家会議は、現在の医療体制は「災害に近い局面を迎えている」と危機感をあらわにし、自分や家族を守る行動をとるよう求めました。

国立感染症研究所 脇田隆字所長「災害医療に匹敵するような状況にあるのではないかと。夜間症状が出てですね、救急車を呼んでも、すぐには入院できないような状況にすでになりつつあるということですから、自分を守るということ、それから自分の大切な家族を守る(行動を)」

現在の感染状況や医療体制について、専門家は危機感をあらわにし、一般の人に危機感が共有できていないと指摘しました。お盆や夏休みは、県境を越えた移動や外出を控えるなど自分や家族を守る行動をとるよう訴えました。

一方、会議ではことし6月時点の最新の致死率が示され、65歳以上の高齢者でワクチンを接種していない人は4.31パーセントだったのに対し、1回接種した人は3.03パーセント、2回接種で0.89パーセントに低下したことが分かりました。