沖縄“医療ひっ迫” 自衛隊に災害派遣要請
新型コロナウイルスの感染拡大で、医療態勢がひっ迫している沖縄県は、自衛隊に災害派遣要請を行いました。
沖縄県は12日、陸上自衛隊第15旅団に災害派遣要請を行い、中等症以上の患者が入院待ちをする「入院待機ステーション」に看護官5人を派遣するよう求めました。
沖縄県内では現在、コロナ患者の病床利用率が8割を超え、自宅療養者も含めた療養者数の合計は5000人に迫る勢いとなっています。救急搬送された患者の入院先の調整に時間がかかるケースが増えていて、「入院待機ステーション」で待機する患者は、10日の一日だけで11人いたということです。
病床だけでなく、医師や看護師らも足りないことから、沖縄県は、自衛隊のほか、全国知事会も通じて、医療従事者の派遣を要請しています。