パラ無観客「つらいが感染防止を」小池知事
24日に開幕する東京パラリンピックの観客について、1都3県すべての会場で無観客とすることが決まりました。
組織委員会・橋本会長「全ての競技について、より厳しい措置として無観客とする」
IPC(=国際パラリンピック委員会)、組織委員会、東京都、国の4者による協議が行われ、新型コロナウイルスの感染状況をふまえ、東京、埼玉、千葉、静岡のすべての会場で無観客とすることで合意しました。
地元の児童生徒に割り振られる「学校連携」については、県をまたぐ移動はとりやめ、地元の会場に隣接する児童生徒に限定して、自治体などが希望する場合には実施するということです。
また、都内の臨海部に設けられるエリアでは、パラリンピックの競技体験やグッズの販売などを行います。エリアに入れるのは、都内に住む小中学生とその保護者に限り、一日1万人を1000人ずつ時間をわけて行う予定で、今月23日から予約を受け付けるということです。
一方、東京都の小池知事は、「無観客となるのはつらいものがあるが、安全安心な大会のため感染防止対策を徹底したい」と強調しました。
また、学校連携の観戦については、「共生社会の実現を体験する機会にしてもらいたい」と述べた上で、学校側の意向を踏まえて、調整する考えを示しました。