子どもが新型コロナウイルスに感染したらどうすれば良いの？　健康状態や看病する際のポイントを小児科や産科の専門病院である国立成育医療研究センターがホームページで公表しました。

新型コロナの感染拡大で子どもの感染が急増していますが、厚生労働省は、「現在分かっている情報では、子どもは感染しても症状が出ない、あるいは症状が軽いことが多いと報告されています。ただし、大人と比べると割合は低いですが、重症化することもあります」と説明しています。

国立成育医療研究センターがまとめた子どもの状態を観察するポイントは次の通りです。

・機嫌
・食欲
・顔色
・呼吸のようす
（息苦しそうではないか、胸がぺこぺこへこむような呼吸になっていないか）

意識がはっきりしない、水分がとれない、おう吐を繰り返すなど問題があれば、担当の保健所や、かかりつけ医に早めに相談してください。

■看病する際の注意点は？

・マスクについて：２歳未満は息が詰まるなど危険があるのでやめましょう。２歳以上は、一人で部屋で休んでいるときは不要だが、家族が世話をする際には、可能であれば子どもにもマスクをつけ、看病する家族は必ずつけること。

・おむつについて：ウイルスは便にも排出されるため、おむつ交換の際は、交換用シートを使用するか、交換後に掃除すること。おむつを捨てる際は、ビニール袋で密閉し、さらにもう一枚のビニール袋で二重に密閉して捨てる。

・体を拭いたり、排せつ物の処理：マスクに加え、可能であれば使い捨てのエプロンや手袋を使用し、最後に石けんでしっかりと手洗いすることが重要。

・抱っこや添い寝について：家族はマスクし、可能であればエプロンや手袋を使用

・歯磨き：歯磨き粉の共有を避ける

・洗顔や入浴の際のタオルの使い回しや共有を避ける

・熱中症に注意して部屋の温度に配慮

詳細は、国立成育医療研究センターのホームページでも確認できます。

【ＵＲＬ】
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