「ド・ドドンパ」骨折相次ぐ 新たな申告も
山梨県にある富士急ハイランドの「ド・ドドンパ」。世界ナンバーワンだというスタートからの急加速がウリの人気アトラクションで、事故は起きていました。
県によりますと、去年12月から今月にかけて、利用客が骨折するなどの事故が4件発生。事故にあった利用客は、コースター乗車中に頸椎(けいつい)などの骨を折り、全治1か月から3か月の大けがでした。
しかし、今月17日まで、県に事故の報告がなかったというのです。
スタートして1.56秒で時速180キロにもなるという「ド・ドドンパ」。富士急ハイランドによりますと、因果関係は確認できていませんが、けがをした4人のうち3人が、乗車時の姿勢が原因の可能性があるということです。
なぜ事故後、すぐに報告しなかったのでしょうか。
富士急ハイランドは「警察には報告していたが、原因究明のため県への報告が遅れた。調査には全面的に協力したい」ということで、県と国は立ち入り調査を実施。富士急ハイランドは相談窓口を設置しました。すると、骨折や体の痛みを訴える相談が新たに9件よせられたということです。
現在、「ド・ドドンパ」は運行を中止しています。