豊田自動織機・認証試験不正問題 エンジン3機種の型式指定取り消しへ手続き開始
トヨタグループの豊田自動織機がエンジンの認証試験で不正を行っていた問題で、国土交通省はエンジン3機種について、量産に必要な型式指定の取り消しに向けた手続きを開始しました。
国土交通省は先月30日以降、豊田自動織機やエンジンの供給を受けているトヨタ自動車、日野自動車に立ち入り検査を行い、不正の事実関係について確認を進めてきました。
その結果、排ガス試験で特に悪質な不正行為が確認されたフォークリフト用などのエンジン3機種について、行政処分で最も重い型式指定の取り消しに向けた手続きを開始しました。今月29日に会社側の意見を聞く聴聞を行い、処分を決定します。
また、22日午前11時半から、国交省は豊田自動織機の伊藤社長に対し、組織体制の抜本的な見直しを含む再発防止策を求める是正命令書を手渡すということです。