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国交省が豊田自動織機の工場に立ち入り検査 エンジン認証試験で不正

2024年1月30日 10:02
国交省が豊田自動織機の工場に立ち入り検査 エンジン認証試験で不正

トヨタグループの豊田自動織機が、自動車向けのエンジンでも認証試験で不正を行っていたことなどを受け、国土交通省は、同社の愛知県内の工場に立ち入り検査に入りました。

国土交通省が道路運送車両法に基づき立ち入り検査に入ったのは、豊田自動織機の愛知県碧南市にある工場です。

立ち入り検査では、関係者への聞き取りや書類などを確認し、不正の事実関係を調査したうえで、大量生産に必要な「型式指定」の取り消しを含む行政処分を検討するということです。

豊田自動織機は29日、フォークリフトなどの産業機械用の現行エンジン全機種で不正が確認され、さらに自動車用エンジン3機種の出力試験でも不正があったと発表していました。

国交省は、性能が基準に適合しているかを確認するまで現行のエンジンの出荷停止を指示したほか、基準に適していないことが確認されたエンジンを搭載した建設機械のリコールについても、建設機械メーカーと連携して検討するよう求めています。