熱海土石流 盛り土所有者らへの告訴状受理
先月、静岡県熱海市で発生した大規模な土石流災害で、崩落の起点となった場所の盛り土の土地管理をめぐり、遺族が警察に提出した告訴状が正式に受理されました。
先月3日に熱海市で発生した土石流災害では、25人が死亡し2人が行方不明となっています。遺族は、崩落の起点となった場所で盛り土をした不動産管理会社の元代表がずさんな工事をしていたことや、現在の所有者が危険性を認識していたのに必要な対策を怠ったとして重過失致死などの疑いで今月17日に刑事告訴していました。
27日、警察は告訴状を受理したことを遺族に伝えました。
母親を亡くした瀬下雄史さん「警察の方々の真摯(しんし)な対応、熱意も非常に感じたのでとても心強い」
告訴状の受理はほかの遺族や被災者に報告されました。一部の遺族や被災者は来月末までに両者に対して損害賠償を求める民事訴訟を起こす方針です。