熱海・土石流災害 捜索活動の映像公表
総務省消防庁は、静岡県熱海市の土石流災害現場での8日の捜索活動の映像を公表しました。
総務省消防庁が撮影・提供した映像には、静岡県内の各消防本部から集まった消防隊員らが雨の中、住宅周辺で泥をかきだす様子などが映し出されています。
レスキュー服の背中には「富士宮消防」、「駿東伊豆消防本部」といった文字が確認できます。また「浜松市消防局」所属の隊員らは、急斜面で泥だらけのトタン板や瓦礫を取り除いたり、シャベルで砂利をかき出しています。
総務省消防庁の広報官によると、隊員らは午前6時から午後6時までの12時間、休憩を挟みつつも捜索にあたっています。
8日は時折、雨が強まり、二次災害を避けるため3回ほど捜索が中断されたということです。
行方不明者の住宅やその周辺を重点的に捜索していて、車庫の中の乗用車の周辺から泥を取り除く作業も行われました。取り残された人がいないか、確認している模様です。水道などもないため、隊員らはシャベルなど道具を時々、流水で洗いながら作業を進めています。