猛烈な台風14号 先島諸島接近のおそれ
7日午前9時に発生した台風14号は、急速に発達しました。発生から24時間後の8日午前9時には「非常に強い」台風になり、48時間後の9日午前9時には「猛烈な」台風になりました。
10日午前3時の中心はフィリピンの東の海上で、中心の気圧は935hPa、中心付近の最大風速は55m/sとなっています。最強クラスの「猛烈な」台風となったのは、4月の台風2号以来、今年2例目です。
今後、台風14号は、11日頃にかけて猛烈な勢力を維持し、12日頃には、非常に強い勢力で、沖縄県の先島諸島に近づくおそれが強まっています。気象庁によると、沖縄県の石垣島・西表島・与那国島が暴風域に入る確率は23~33%です(15日午前3時まで)。
沖縄県の先島諸島では、今後、次第に波が高くなり、うねりを伴うようになるでしょう。10日夜から雨が降りやすくなり、11日には風も次第に強まるでしょう。12日に台風が近づくと、雨や風が急に強まるおそれがあります。
台風が東シナ海に進む13日以降は、九州や四国にも湿った空気が入りやすくなるとみられます。台風の動きにもよりますが、九州南部や四国の太平洋側では、週明けから雨の降り方に注意が必要です。
台風情報や暴風域に入る確率の情報は、気象庁のホームページで閲覧できるので、最新情報を確認するようにしましょう。