男性が中学校訪問し“現金100万円” 名乗らず…手紙に「昭和25年卒業」
福岡・北九州市の中学校に男性が突然、現金100万円を届け、名乗らずに立ち去りました。現金には手紙が添えられていて、そこには子供たちへのメッセージと共に「昭和25年卒業生」と記してありました。
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今月13日、福岡・北九州市の中学校に100万円が届けられました。27日午後、中学校に話を聞きました。
――事前に連絡は?
100万円が届けられた木屋瀬中学校 事務・仲村勇輝さん
「全くなかったです。突然、来られました」
学校に止まったタクシーから降り立ったのは、年配の男性でした。男性は「校長先生に渡してほしい」と言って、対応した事務員に封筒を手渡したといいます。事務員は慌てて止めようとしましたが、男性はそのままタクシーで走り去ったということです。
手渡された封筒に入っていたのは、帯付きの現金、なんと100万円でした。そして添えられていた手紙には、「コロナに負けるな。子供たちの役に立ててください。S(昭和)25年卒業生」と子供たちへの手書きのメッセージが添えられていました。
昭和25年に中学校を卒業したということは、現在87歳か88歳ということになります。
謎の男性が母校に託した100万円。市の教育委員会は、市の「学校応援基金」への寄付金として、役立てるということです。