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東京都医師会「気ゆるめず第6波準備必要」

2021年9月14日 21:14
東京都医師会「気ゆるめず第6波準備必要」

東京都医師会は会見を開き、新型コロナウイルスの感染状況について「第6波に対して、気をゆるめないで準備することが必要」とのべ、臨時の医療施設の必要性などを訴えました。

14日の会見で、東京都医師会の尾崎会長は感染者は減少傾向にあるものの、また上昇する可能性が「11月以降に全くないとはいえない状況」とのべ、第6波に対して準備の必要性を指摘しました。

具体的には、感染が再拡大したときに、限りある医療従事者を効率的にいかすためにも、患者と医師などを1か所に集めて治療を行う、「医療資源を集約して使用できる臨時の医療施設が必要」とのべました。

また、ワクチン接種について、自治体ごとに予約状況に差がある現状を踏まえ、「市町村の枠をこえて、接種できる体制」へ見直すべきと指摘しました。

さらに、抗体カクテル療法について、病院の外来や酸素ステーションなどでの枠を増やした上で、感染判明後、重症化しやすい人がスムーズに受けられるような仕組みが必要と指摘し、現在、病院で点滴を通じて投与されているのを、在宅医療の現場で、点滴でなく皮下注射で実施できるようにするなど、条件緩和も検討すべきとの考えを示しました。