千代田区 余剰ワクチン“不足の自治体に”
新型コロナウイルスのワクチン接種の進み具合が、自治体によって差が出ている中、16日、東京・千代田区は、ワクチンに余剰が出れば足りない自治体に提供する考えを、日本テレビの取材に対し明らかにしました。
東京・千代田区での新型コロナのワクチン接種率は、およそ64.3パーセント、10月中には目標の80パーセントに達する見通しです。
今月30日には区の集団接種会場2か所を閉鎖するほか、今のところ、今月中の接種枠にも余裕があるということで、千代田区の樋口区長は都内でワクチン不足を訴える自治体に協力する姿勢を示しました。
千代田区・樋口高顕区長
「千代田区は85万人の昼間人口の方がおられます。区民への接種を万全のものとした後も、真の意味で千代田区の感染を収束させるには、東京都民に全体にワクチン接種がいき渡らないといけない。ワクチンの在庫を精査した上でお困りの自治体には率先して提供していきたい」
なお、病院での集団接種やクリニックなどでの個別接種による区民への接種も続ける方針です。