8月の児童生徒と幼児の感染 前月3倍以上
新型コロナウイルスの第5波のピークだった8月、児童・生徒と幼児の感染は1万7734人と、前の月の3倍以上に急増していたことがわかりました。
文部科学省は8月、新型コロナウイルスに感染したと報告のあった、幼稚園、小・中・高校、特別支援学校の児童・生徒と幼児は1万7734人で、7月の5186人から1か月で約3.4倍になったと発表しました。
これまで最多だった、第3波当時の今年1月の6720人と比べてもおよそ2.6倍となっていて、文部科学省は「第5波による感染者数の増加が、子どもの感染者数にもあらわれている」と分析しています。
また、学校が本格的に再開をはじめた、去年6月から先月までの感染した児童・生徒・幼児の合計は、5万4149人となりました。
感染経路別では、全体で、家庭内感染が56%、学校内感染は10%と、依然として家庭内感染が多い傾向ですが、活動範囲が広くなる高校では、家庭内が33%、学校内が22%、感染経路不明が37%となっています。一方、同じ学校で5人以上の感染が確認されたのは、1527件でした。