瀬戸内海の港にクジラ 船に引っかかり…
21日、岡山県倉敷市の港でクジラが見つかりました。近くの住民からは驚きの声が…。
記者
「港に浮かんでいたのはバス1台ほどの大きさのこちらのクジラです」
その体長、およそ10メートル。21日午前8時半頃、航行中のタンカーが発見し、海上保安部に連絡したといいます。
突如現れたクジラに近くの住民も驚いている様子です。
Q.今まで(見たこと)ありました?
近所の住民
「ねぇねぇねぇねぇ。(ない。)ここで10年近く釣りよるけど(見たことは)ない、初めて」
このクジラ、化学工場のタンカーに引っかかり、港にたどり着いたといいます。ただ、どこで引っかかったかは分かっていません。
専門家は、瀬戸内海に現れることは珍しいといいます。
玉野海洋博物館 岡秀彦館長
「可能性的にはザトウクジラ。小魚にしても瀬戸内海の中央部にはあまりたくさんいないので、エサを求めて来るっていうのはどうなのかなと」
見つかった時はすでに死んでいたというクジラ。腐敗が進んでいるため、岡山県などが今後の対応を急いで検討しているということです。