港に陸揚げし道路で輸送 北陸新幹線の車両
3日、石川県の金沢港で陸揚げされたのは新鮮な海の幸、ではなく、なんと新幹線の車両です。
太陽に照らされる姿は、まるで空を飛んでいるようです。
陸揚げされているのはJR西日本が所有する北陸新幹線の車両です。
北陸新幹線といえば、2019年の台風19号で長野県にある新幹線の車両センターが浸水。JR西日本も2編成・24両を失いました。
その2編成を補充するための陸揚げ作業が3日から始まったのです。
まだ真っ暗な4日午前2時頃。車両は港から道路へ。目指すは15キロほど離れた車両所です。
記者
「けん引された車両がいまゆっくりと右折します。すごい迫力です」
新幹線の車両が陸で運ばれる普段あまり見ない光景。
車両を見た人
「新幹線車両って、在来線車両と違ってデカいですからね。やっぱり迫力はあります」
今回、港に到着したのは1編成12両のうち、6両。JR西日本によりますと、今年11月までに残りの6両と、1編成12両を陸揚げし、今年度内に被災前の体制に戻すことを目指しているということです。