“幽霊病床”都は補助金返還求める考え
医療体制が危機的状況に陥った新型コロナの第五波で、患者の受け入れを申告しながら、一部の病院で、受け入れ実態がかい離したいわゆる“幽霊病床”問題が、東京都議会で取り上げられ、都は、病床の補助金返還を求めることを明らかにしました。
東京都・吉村福祉保健局長「受け入れ実績や病床使用率が低い医療機関には書面で理由を確認していく。医療機関に補助金の返還による精算を求めるなど、補助金にかかる業務を適切に執行していく」
医療体制がひっ迫した第五波では、すぐに入院できず、自宅で死亡する患者が相次いだ一方で、一部の病院では、申告した病床数に対して、受け入れや病床使用率が極めて低い“幽霊病床”問題が浮き彫りとなりました。
病床には、補助金が支払われていることから、都は、受け入れ実績や病床使用率が低い医療機関には、理由を聞いた上で、補助金の返還を求めることにしました。