震度5強の地震 首都圏鉄道で大きな混乱も
千葉県北西部を震源とし、東京・足立区や埼玉県川口市などで震度5強を観測した7日夜の地震の影響で、8日朝、首都圏の鉄道では通勤・通学の時間帯に大きな混乱が発生しました。車両の一部が脱線した「日暮里・舎人ライナー」は現在も運転見合わせが続いています。
7日夜の地震の影響で、「日暮里・舎人ライナー」の先頭から3両が脱線している東京・足立区の現場には、8日午前9時すぎから、国土交通省の鉄道事故調査官らが訪れ、事故原因の検証などを行っています。
東京都は事故車両を8日中に撤去したい考えですが、運転再開は10日以降になる見込みだということです。
また、地震の影響で首都圏の鉄道では通勤・通学の時間帯に大きな混乱が発生しました。
電車の大幅な遅れや本数削減で、ホームに人があふれると危険なことから、京浜東北線の川口駅や西川口駅などでは一時、ホームへの入場規制が行われたため、駅前には長蛇の列ができました。
そのほか、JR東日本は午後1時現在、湘南新宿ラインで運転を見合わせていて、午後2時ごろに運転再開の見込みです。
京急電鉄は、ほぼ通常通りの運転に戻りましたが、JR東日本や小田急電鉄の一部路線では、現在もダイヤの乱れが続いています。
一方、この地震によるケガ人は、総務省消防庁や東京消防庁によりますと群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川の5都県であわせて41人にのぼっています。