微妙に間違えてる看板 そのメッセージは?
東京秋葉原駅のすぐ目の前、人通りの多い道路に設置された広告看板。ちょっと“変”だと今、話題になっています。
◇
道行く人に読んでもらうと─。
10代、20代
「せーの、皆さんお疲れさまです。えっやばい、やばい。おつかれまさ…まさでさす」
40代
「皆さんおつ、おつれまかでさす。はけん、はっけんがあるでものす」
途中で何かに気づき混乱する人が続出しました。それもそのはず、この看板、ところどころ微妙に間違えているのです。
「みさなん おつれまかでさす。 …きづまきしたね?」
実はこれ、文字の順番が入れ替わっていてもなぜか読めてしまう「タイポグリセミア現象」という手法を使ったもの。都内の広告会社が、去年9月に設置しました。その狙いは─。
太陽巧芸社映像ディレクター 朝倉さん
「暗いニュースが多い中で、一瞬でも明るくなるようなことがあればと思って、企画して作らせていただきました」
“上を向いていると何かしら発見がある”、コロナ禍で不況が続く広告業界からの前向きなメッセージだったのです。
「“きょうもあなたにいいことがありますように”上にあることで、ちょっと明るい気持ちにはなると思う」