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BTS 国連でコロナ禍の若者にメッセージ

2021年9月21日 0:07

韓国の人気音楽グループBTSは、20日、アメリカ・ニューヨークの国連本部で、SDGs(=持続可能な開発目標)の関連イベントに出席し、コロナ禍の若者たちを励ますメッセージやパフォーマンスを披露しました。

BTSのメンバーらは、文在寅大統領から「未来世代と文化のための特使」に任命され、用意された外交官パスポートでニューヨークに訪問しました。国連本部で20日午前に行われたSDGs関連のイベントで、メンバーらは文大統領から紹介されて登壇し、“未来世代”をテーマに演説しました。

メンバーは、新型コロナウイルスの流行によって「一瞬にしてパラレルワールドに来たように世の中が変わってしまった」と言及。「入学式、卒業式が取り消され、人生で必ず記念したい瞬間を逃し残念だっただろう」と若者たちに思いを寄せ、「自分たちも、準備したコンサートが中止になり、当然のように思った瞬間、瞬間の大切さを悟る時間だった」と振り返りました。

そして、オンラインの活用などで努力する若者たちを「道に迷ったのではなく、新しく勇気を出して挑戦中の姿」、「ロスト・ジェネレーションではなく、変化を恐れない“ウェルカム・ジェネレーション”という呼び名がふさわしい」などと励ましました。

また、メンバー7人全員が新型コロナウイルスのワクチンを接種したことを公表。ワクチンは「ファンに会うため、この場に来るためのチケットのようなもの」だと述べました。

リーダーのRMさんは「世界は止まったかと思ったが、少しずつ前進している。エンディングではなく、すべての選択が変化の始まりだと信じる」と演説を締めくくりました。

その後、国連本部で事前に収録された「Permission to Dance」の映像が披露されました。