ＩＳＳ＝国際宇宙ステーションに滞在する星出彰彦宇宙飛行士が、来月の地球帰還を前に会見し、日本人２人目となった船長任務や印象深かったことなどを振り返りました。

星出さんは、ことし４月からおよそ半年間、ＩＳＳに滞在し、日本人として２人目となる船長を務めたほか、船外活動は累計で日本人の最長時間を更新しました。

星出飛行士「働きやすい環境作りっていうところが、（船長として）私が意識したところだった。『きぼう』あるいは宇宙ステーションという、人類にとっての、ある意味宝だと、全人類の夢を実現できる場なんじゃないかなというふうに強く感じました」

星出さんは滞在中の実験について地上での生活に役立つ事を生み出すものであり、月や火星に行く準備のための仕事でもあったと振り返りました。

また、民間の試験宇宙飛行が成功していることについて、「より多くのチャンスが一般の人たちにも広がっており、そうした体験とアイデアで新しい文化を作ってほしい」と期待を語りました。

星出さんは来月５日にＩＳＳを離れ、地球に帰還する予定です。