小笠原諸島の海底火山から噴き出したとみられる大量の軽石が漂着している問題で、沖縄県の玉城知事は２日、上京し、国の関係省庁に支援を要請しました。

玉城知事は２日午後、環境省や農林水産省などを回り、軽石の撤去と処分への支援や、影響を受けている漁業者、観光業界への支援を求めました。環境省では務台副大臣が対応し、「一種の災害」だとして、予算措置も含めて全面的に支援したいと話しました。

沖縄県内では、本島と周辺離島を中心に、広い範囲の港や海岸に軽石が漂着していて、船のエンジンに軽石が詰まるおそれから、漁船が出漁を見合わせたり、定期船の運航が困難になったりする被害が出ていることから、県などが撤去作業を進めています。