皇居で文化勲章親授式 長嶋茂雄さんら出席
文化の日の3日、皇居で文化勲章の親授式が行われ、天皇陛下から長嶋茂雄さんら受章者に文化勲章が手渡されました。
3日午前、皇居・宮殿で行われた文化勲章親授式には、読売巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんや歌舞伎俳優の尾上菊五郎さんら6人が出席しました。
文化勲章を手渡した後、天皇陛下は「長年、努力を重ね、大きな業績をおさめ、文化の向上に尽くされたことをまことに喜ばしく思います」と述べ、受章者ひとりひとりに言葉をかけられました。
昭和天皇や天皇皇后両陛下に和歌の指導をしていた97歳の岡野弘彦さんは、喜びの気持ちを歌に詠んで伝えました。
歌人・岡野弘彦さん「九十七(ここのそじなな)つの齢(よはひ)たまわりて今日寿(ことほぎ)の歌たてまつる」「もう100歳に近い齢でございまして、本当にありがたいことだと思っております」
また、洋画家の絹谷幸二さんは、今後の活動への意欲を改めて語りました。
洋画家・絹谷幸二さん「楽しい道であり、苦難の道であるんですが、陛下のお言葉や目を見ておりますと、本当に心から精進しなければならないなと」
長嶋さんは体調を考慮して記者会見を欠席しましたが、「これから、より一層野球界のために、そしてファンあってのプロ野球なので、もっと一生懸命頑張っていきたい」とコメントを寄せました。