合掌造り守れ…消防訓練 世界遺産・白川郷
世界遺産で知られる岐阜県白川村で、合掌造り集落を火災から守る消防訓練が行われました。
午前8時、サイレンの合図とともに、村内に設置されているおよそ60基の放水銃から一斉に水があがると、合掌集落は水のカーテンに包まれました。
合掌造りの建物は茅葺き屋根で火に弱く、暖房など火を使う時季を前に毎年訓練が行われています。白川村では、2年前に集落近くの物置小屋が全焼する火事が起きましたが、すぐに放水銃を使うなどしたため延焼することはありませんでした。
参加した住人「単純な操作なんですけど、やっぱり毎年やると慣れるというか、絶対にこれはやり続けなければいけない」
この一斉放水が終わると、白川郷にもまもなく冬が訪れます。