７月の都議選の期間中に無免許運転で人身事故を起こして書類送検されたものの、議員活動を続ける意向を示している木下富美子都議に対して、東京都議会は、１８日の委員会に木下都議を呼んで、公開の場で、説明を求めることを決めました。

都議会では、議会運営委員会の理事会が開かれ、１８日午前１０時半からの議運委員会に木下富美子都議を呼んで、異例となる２度の議員辞職勧告決議への対応などについて、質疑の形で、木下都議から、公開の場で説明を受けることを決めました。

議会運営委員会・小宮安里委員長「都民に対する説明が果たせていないということ、私どもとしては議員辞職するべきだという考え方は変わっておりません」

木下都議を巡っては、先の都議選の期間中に無免許運転で人身事故を起こして書類送検された上、議会を長期間欠席していましたが、９日に、３度目の召喚状に応じる形で、およそ４か月ぶりに議会に登庁し、議員辞職はしない考えを明らかにしています。

一方、関係者によりますと、東京都公安委員会は１２日、木下富美子都議の免許を取り消す決定をしました。ただ、免許取り消しについて、自らの意見を述べることができる「意見の聴取」の場を欠席したということで、今後は免許取り消しの決定書が木下都議、または代理人に交付された上免許が返納されれば、処分が執行されることになります。