警戒根強く…勤務先の忘年会「87%」ナシ
近づく忘年会シーズン。「勤務先で開催なし」と答えた人が87%に上る調査もあり、警戒の色が濃くなっています。専門家も注意を求めています。街で聞くと、少人数でも開催を歓迎する人もいれば、「なくてうれしい」と言う人もいました。
■東京感染27人…忘年会“警戒”も
東京の新たな新型コロナウイルス感染者は17日、27人でした。6日連続で30人を下回りました。厚生労働省の専門家会議「アドバイザリーボード」は感染状況を「非常に低い水準」としました。
一方で、脇田座長は「ここにきて飲食であったり、職場での感染が多いということが見られる。恒例行事としての忘年会であったり、クリスマス・お正月などで、普段会わないような人との接触も増える」と指摘しました。
忘年会などのシーズンを迎えるため、さらに注意が必要だとし、自治体が認証している店を選んで、飲食の時以外はマスクを着用することなどを呼びかけました。
■87%が「開催しない」調査結果も
今年の忘年会はどうするのか、17日夜に東京・渋谷で聞きました。
コロナの感染拡大前は50人規模で忘年会をしていた会社員(27)は「部署の課だけで、みたいなものはあります。少人数で。(忘年会は)好きですね。普段、仕事中に話せないことを無礼講で話せるのが、交流深めるのにいいなって」と言います。
別の会社員(27)は、今年は忘年会を控えることになり、歓迎しています。「うれしかったです。大勢が苦手なので、少し面倒くさいところがあります。お酒が得意じゃないので、ウーロン茶だけになっちゃうから、周りにも申し訳ないなって」
キャリアに関する調査機関「Job総研」が11月に実施したアンケートによると、勤務先での今年の忘年会について、「開催されない」と答えた人は約87%に上りました。
(11月17日『news zero』より)