“マスク非着用”臼杵市の市議 市を提訴へ
マスクを着用しなかったことなどを理由に、議会での発言を禁じられたのは違法として、大分県臼杵市の市議会議員が来週、市を相手取り提訴することを明らかにしました。
臼杵市議会の若林純一議員は、ことし9月の定例会の会期中、マスクを着用しなかったり、マスクから鼻を出した状態で本会議や委員会に出席し、議長や委員長の注意に応じなかったため発言を認められませんでした。
臼杵市議会では、議会への出席者がマスクを着用することを議会運営委員会で申し合わせていて、若林市議は、この決定は委員会の権限を超えていると主張。
「表現の自由を侵害している」として、マスクを着けずに発言する権利があることの確認と、100万円の慰謝料などを求め、市を相手取り22日に大分地裁に民事訴訟を起こすということです。
若林市議は、「議員としての権利を侵害された。マスクの着用は強制できるものなのかはっきりさせたい」と話しています。
一方、市は、「訴状を見ていないのでコメントできない」としています。