久しぶり忘年会…人数制限緩和後初の週末へ
東京都内では、飲食店の人数制限が緩和されて初の週末を迎えました。新橋駅前では、忘年会に行く会社員の姿がありました。また、都内のマンションでは、IT企業のオンライン忘年会も行われていました。
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東京・新橋では、飲食店の人数制限が緩和されて初の週末を迎えます。
会社員(30代)
「今年ももう終わりなんで、久しぶりに忘年会で」
Q.何人で飲まれるんですか?
会社員(30代)
「5人です」
駅で待ち合わせて、忘年会に行く2人は――
忘年会に参加 IT関係(20代)
「いま貴重なので。大人数で集まるの」
複数のテーブルに分かれて、およそ15人で飲み会を楽しんだといいます。そして2時間後、店から出てくると――
忘年会に参加 IT関係(20代)
「2次会に行ってきます。やっぱ楽しいですね。こういう飲み会が欲しいです、やっばり。堂々と(飲み会)できて楽しいです。今が一番楽しいですね」
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脂がしたたる牛ハラミのステーキを提供する東京・五反田の居酒屋では、ある会社の忘年会が――。
忘年会の参加者
「久しぶりにみんなでわいわい飲めて、うれしいです」
4つのテーブルに分かれて、およそ15人が参加しました。店にもにぎわいが戻り始めたかのように見えますが――
居酒屋のオーナー
「通常なら20名様~30名様の宴会が、毎日のように入っていたが、今は団体様の予約は、まったく入らない状況ですね。今年は12月(の予約)が、もう空欄だらけで」
店の予約ノートには、何も書かれていない日が続いたり――
居酒屋のオーナー
「(予約が)入っていたが、今回(1テーブルの上限)8名様の要請が出たことと、オミクロン株によって、キャンセルが多数出ている状態」
人気だというもつ鍋も、感染防止のため、提供を見合わせているといいます。
居酒屋のオーナー
「新年会・歓送迎会も出てくるので、その時には制限なく、大人数で宴会してくれることを望んでおります」
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一方、都内のマンションでは、1人でビールを取り出して…IT企業のオンライン忘年会が始まりました。
「乾杯!」「乾杯!」
参加者は12分割になったモニターを見ながら、それぞれの場所でお酒を飲みます。オンラインでビンゴゲームを楽しむなど、少し距離が縮まった様子です。
今年も感染対策でニーズが根強いオンライン忘年会。料理の宅配サービスをした会社では「去年の2倍近いペースで売れている」といいます。
宅配サービス会社の担当者は「(オンライン飲み会が)いまは一過性のものではなく、リアルな会でなかなか参加しづらかったお子様のいる方とか、オンラインの方が参加しやすくなった…というのがあると思う。新しいコミュニケーションの形として定着してきているんじゃないかな」と話しました。
(12月4日放送『news zero』より)