山梨と和歌山で地震 2歳児と教諭転倒も
3日朝、山梨県と和歌山県で、わずか3時間のあいだに震度5弱の地震が相次ぎました。和歌山・白浜町の幼児園では、2歳児と教諭が転倒するなど、5人が軽傷だということです。
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3日早朝、山梨県で発生した最大震度5弱の地震で、大月市勤労青年センターでは鍋などが散乱し、壁の一部がはがれる被害がありました。
その場にいた人は「ドーンときた。横揺れがあって大きなものがドーンと」と話します。
この地震からおよそ3時間後、今度は和歌山県でも、震度5弱を観測しました。御坊市では、突然の揺れに戸惑う人の姿がありました。
御坊市民
「とにかく、すごい横揺れ。揺れて2階が落ちてくるのでは、と思うくらい怖かった」
地震の影響で、各地で被害も発生しました。道沿いにある石像が足首の部分から折れ、頭から地面に崩れ落ちていました。
地震当時、営業中だった御坊市の飲食店では、ガラスなどが散乱していました。
壁に固定していたディスプレーが落下し、ショーケースにぶつかってガラスが割れたといいます。
御坊市役所の窓ガラスは、37枚にヒビが入り、至るところに補修テープが貼られていました。
御坊市役所 職員
「地震揺れ出して数秒後に、バリバリと音がしまして、ヒビが大きく入った」
庁舎は耐震性に問題があるため建て替え工事中で、職員などおよそ200人が一時、外に避難しました。
和歌山県によると、白浜町の幼児園で2歳児と教諭が転倒するなど、5人が軽傷だということです。
(12月4日放送『news zero』より)