山中伸弥氏…iPS細胞研究所の所長退任へ
京都大学はiPS細胞研究所の山中伸弥所長が、来年3月末で退任すると発表しました。山中所長は「自身の研究に注力したい」とコメントしています。
京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長は、2010年の研究所設立以来、6期12年にわたり所長を務めていて、2012年にはノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
京都大学は8日、山中所長が来年3月末で所長を退任し、新たに設立当初のメンバーの高橋淳教授が就任すると発表しました。
山中所長は、退任後も京都大学で研究を続けるということで、「この数年は、研究者としての最後の期間は、自身の研究に注力したいという思いが日に日に強くなっていました。iPS細胞や医学・生物学の発展に貢献できるよう全力を尽くします」とコメントしています。