北京五輪の公式ウエア~米は「ラルフローレン」、中国は「アンタ」~
昨夏の東京五輪でも話題になった各国の公式ウエア。2月4日に開幕する北京五輪では、各国選手のどのような服装が見られるでしょうか。ここでは、一足先に各国の代表ウエアを紹介します。
■日本代表の公式ウエアを手がけるのは「デサント」
北京五輪で日本代表選手団の公式ウエアを担うのは「デサント」。
ウェアの左胸には「チームジャパン」のエンブレム、右胸には「デサント」のロゴがデザインされています。
2018年の平昌五輪ではアシックスがウエアを手がけていて、デサントが冬季五輪で日本代表の公式ウエアを手がけるのは2014年のソチ五輪以来です。
■アメリカは「ラルフローレン」、フランスは「ルコック」
各国のウエアを見てみると、アメリカは「ラルフローレン」、イギリスは「ベンシャーマン」、フランスは「ルコックスポルティフ」を採用。
また、開催国の中国は、国内最大のスポーツウエアメーカーでグローバル展開を図っている「アンタ」が採用されています。
いずれのウエアも国旗の色を意識した配色で、自国のブランドを採用する傾向がみられます。
そんな中、スウェーデン選手団のウエアには、日本のあるアパレルブランドが採用されました。
■ユニクロスウェーデン選手団の公式ウエアを提供
そのアパレルブランドとは、ユニクロです。
ユニクロがスウェーデンの公式ウエアを提供するのは、去年行われた東京五輪に続いて2回目。
すでに2年後のパリ五輪でも契約が決まっているといいます。
ユニクロがウエアを提供するきっかけとなったのは、2018年8月、スウェーデンの首都ストックホルムに北欧初のユニクロの店舗をオープンしたことだといいます。
ユニクロの「あらゆる人の生活を、より豊かにするための服」というLifeWearの考え方と、服のクオリティが評価され、スウェーデンオリンピック委員会やパラリンピック委員会からウエア提供の提案があったといいます。
公式ウエアの採用についてユニクロ担当者は、「美しくシンプルなデザインや現代的なライフスタイルを尊ぶスウェーデンの人と文化は、ユニクロのLifeWearの価値観に通じていると考えており、当社としてもこのようなパートナーシップを結べることを大変光栄に思います」と話しています。
五輪期間中、各国の選手団のウエアにも注目してみてはいかがでしょうか。