中国外務省は、北京オリンピックの開会式に韓国の序列2位である国会議長が出席することについて、「中韓の友好の証しだ」と歓迎しました。

韓国の国会は２５日、朴炳錫議長が来月3日から6日の日程で中国を公式訪問すると発表しました。アメリカなどが“外交的ボイコット”を宣言する中でも、大統領に次ぐ序列2位の国会議長が公式訪問することで、中国側に配慮したものとみられます。


これに対して中国外務省の報道官は２５日、「国会議長の開会式への出席を歓迎する」とした上で、「韓国は北京冬季五輪の開催の成功を積極的に支持している。これは中韓の友好の証しでもある」と強調しました。

また、「オリンピックを契機に両国の各分野における友好交流と協力を強化し、中韓の戦略的パートナーシップが絶えず新しい段階に進むよう推進していきたい」としています。

中国としては大会の成功をアピールするため各国の首脳やそれに近いクラスの要人の参加を望んでいるとみられ、韓国の姿勢を評価した形です。