東京都医師会 新型コロナの感染者増加でワクチン接種呼びかけ
東京都医師会は12日、都内で定例会見を開き、新型コロナの感染者が増加していることに触れ、今月20日から始まるワクチン接種を活用するよう呼びかけました。
20日午後の会見で東京都医師会の尾崎会長は、新型コロナの感染者数について、「第8波のピークに近づいている」と述べました。
都の医師会によりますと、現在の定点観測の状況から東京都では、1日あたり1万5000人程度の新規感染者がいると推測できるということです。
そのうえで尾崎会長は、「5類移行後は医療機関にかからず、検査を受けないで過ごす人もいる」とし「実際はもっと感染者がいる可能性がある」と指摘しました。
また今月20日から始まるXBB系統に対応したワクチンは、今月7日に国内で初めて確認された「BA.2.86系統」や感染の主流になっている、「EG.5」にも感染予防などの効果があるとし、ワクチン接種を活用するよう呼びかけました。