“カラス被害”に新たな対策 その効果は?
岐阜市の中心で日が暮れた空を飛び回る、おびただしい数のカラス。フンがこびりつくなど市民の悩みの種になっています。今月、カラスによる被害に新たな対策が打ち出されました。果たして、その成果は…?
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日が暮れた空を飛び回る、おびただしい数のカラス。岐阜市の中心部で、毎年冬になると見られる光景です。市によりますと、集まる数はなんとおよそ5000羽。
街の人
「迷惑ですね。ごみの袋破いたりとか、突っついて餌をあさるとか」
神社の境内にもフンがこびりつくなど、市民の悩みの種になっているカラスによる被害。
そこで今月、新たな対策が打ち出されました。
それは、人が中に入れるほどの小屋のような形状の網で囲まれた大きなワナです。市内にある施設の屋上に設置されました。中には、カラスの大好物、から揚げやささみ肉がてんこ盛りに。このエサを天井の入り口にも並べ、そのままワナの中にカラスをおびき寄せる作戦です。果たして、その成果は…?
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天井の入り口に集まってきたカラス。しかし、並べられたエサを次々と食べていくばかりで、いっこうにワナの中に入る気配はありません。
設置から3週間たつというこのワナ。捕獲数は、まだゼロだといいます。
いまのところはカラスに軍配が上がっているワナの捕獲作戦。岐阜市は、来年2月まで続ける予定だということです。