“接触増加”で…感染者増加に警戒 東京都コロナ専門家会議
東京都は新型コロナの専門家会議を開き、「接触機会の増加で陽性者が増えることに警戒が必要」との考えを示しました。
国立国際医療研究センター・大曲貴夫医師「お盆休みの人と人との接触機会の増加等によって、新規陽性者数が増加に転じることについて、引き続き警戒が必要である」
会議では、都内の感染者の7日間平均は24日時点でおよそ92%と、2週間前の増加比と比べて上昇していると報告されました。
一方、医療提供体制については、20日に入院患者数が過去最多となるなど、医療機関の負担が増しているということです。
医療ひっ迫により、病院に搬送するまでに時間がかかり、緊急度や重症度の高い救急搬送に支障をきたす恐れがあると危機感を示しました。
また、都道府県知事の判断で可能になった「全数把握」の見直しについて、小池都知事は、「感染動向の把握に加え、患者の健康状態の把握など重要な機能がある」として当面、従来どおりの運用を続けるとしました。