コロナ専門家会議が警戒感「決して楽観的ではない」
新型コロナウイルスの感染状況などを分析する厚生労働省の専門家会議は、全国の感染者は一部では減少傾向がみられるものの、高止まりや、再び急増している地域もあるとして、「決して楽観的ではない」と警戒感を示しました。
国立感染症研究所・脇田隆字所長「一旦減少したり、あるいは高止まりの状況になった地域でも、再度急増している地域がある。決して楽観的ではなくて、今後の感染状況は非常に懸念がされる」
専門家会議は、全国の感染者の今週先週比は1.05となり、増加幅は減少してきたものの、すべての都道府県で第6波を大きく超えて、これまでで最も高い感染レベルが継続していると報告しました。
また、いったん減少に転じた地域や高止まり傾向の地域でも再び急増しているところもあり、「決して楽観的ではない」と強い警戒が示されました。
今後は、夏休みでの接触機会の増加や、お盆での移動の影響も懸念されるとして、高齢者に会う場合には無料の検査場を利用するなどして、事前に検査してほしいと呼びかけました。