去年の山岳遭難者数は3500人超で過去最多 訪日外国人の遭難者数も145人で最多に 警察庁
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去年、山で遭難した人の数が過去最多となったことがわかりました。訪日外国人の遭難者数も過去最多を更新しています。
警察庁によりますと去年、山での遭難者数は3568人で、統計が残る1961年以降過去最多となりました。
年齢別では70代が22.1パーセントと最も多く、遭難の理由は「道に迷ったこと」が33.7パーセントで最多だということです。
警察庁は地図をしっかり確認し、力量に合った山に登るよう呼びかけています。
また訪日外国人の遭難者数は145人で統計を取り始めた2018年以降、最多となりました。こちらも遭難の理由は「道に迷ったこと」が一番多く、登山道の情報などが外国人に届いていない可能性があるということです。
警察庁はドローンを活用するなど引き続き捜索、救助活動を強化するとしたうえで的確な登山計画や万全の装備が必要だと注意喚起していくということです。