「佐渡島の金山」世界文化遺産 推薦書に“不備” 来年2月に再度提出へ
文化庁は、政府が世界文化遺産に推薦した「佐渡島の金山」について来年2月に推薦書を改めて提出することを発表しました。
政府が、今年2月に世界文化遺産の候補としてユネスコに推薦書を提出していた新潟県の「佐渡島の金山」について、文化庁は構成資産の一部である「導水路」に関する説明が不十分であるとユネスコ側から指摘があったと発表し、来年の登録実現は難しいとの見解を示しました。
政府が提出した推薦書では、「導水路」の途切れている箇所も一体の導水路として説明していたということですが、ユネスコ側から途切れた箇所のそれぞれの説明も必要との判断が下されたということです。
推薦書に関しては例年、9月に暫定版を提出し、ユネスコ側からのアドバイスなどを反映させて2月に最終版を提出していましたが、今回は暫定版を提出していなかったということです。