名人戦七番勝負始まる 藤井八冠に豊島九段が挑戦
10日から将棋の名人戦七番勝負が始まり、藤井八冠が初防衛を目指します。
名人戦は将棋界で最も伝統ある称号「名人」をかけたタイトル戦です。
初防衛を目指す藤井八冠は去年、史上最年少で「名人」となりました。
対局を前に藤井八冠は「名人は将棋を覚えた時から意識してきて重みはあるが、盤上に集中する」と語っています。
一方、挑戦者の豊島将之九段はこれまで藤井八冠に11勝と最も勝利を挙げている棋士で、4年ぶりの名人返り咲きを目指します。
第1局は午前9時に始まり、先手の藤井八冠が飛車先の歩を突きました。勝敗は11日午後に決まる見通しで、先に4勝した方が「名人」となります。