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石丸新党「再生の道」 夏の都議選向け…政策打ち出さず 会見では“石丸節”も

2025年1月16日 0:53
石丸新党「再生の道」 夏の都議選向け…政策打ち出さず 会見では“石丸節”も

党名は「再生の道」。去年の東京都知事選で2位の得票数となった石丸伸二さんが、夏の東京都議選に向け、地域政党を立ち上げました。

   ◇

石丸伸二氏(42)
「新たな地域政党の名前、それは『再生の道』です」

15日、地域政党の立ち上げを発表した石丸伸二氏。

石丸伸二氏(42)
「日本をよみがえらせる。その意味をこめて『再生』とつけました」

去年の東京都知事選で、2位の得票数となった石丸氏。新党では、今年夏に行われる都議選の42選挙区すべてで候補者擁立を目指すとしています。自身は立候補はせず、新党の唯一の約束事で、“鉄の掟(おきて)”とも強調したのが…。

石丸伸二氏(42)
「2期8年を上限とする。それ以上は、何があっても絶対に続けない。選挙に出ない」

一方で、今回の会見をめぐって、石丸氏はこう言及しました。

石丸伸二氏(42)
「記者クラブ宛に出した案内がネットに出ていた。記者クラブで開催しようとすると、いろんな人が来られるようになってしまった」

当初は都庁の記者クラブで、クラブに加盟するテレビや新聞などに対して行う予定だった会見。ところが石丸氏によると、案内がネットに流出。そのため別の会場に変更せざるを得なかったといいます。

この際、参加条件とした1つが「登録者数100万人相当の媒体」かどうか。これに、参加した記者からは次のような質問が…。

記者
「参加基準を設け、参加できなかったフリーの記者もいっぱいいる。都議会という公的な機関に候補者を送り込む政党の代表として、多くのメディアに向き合って、色々な意見に説明する態度が必要では?」

石丸伸二氏(42)
「希望する自称メディア含めて、全員と向き合わないといけないという主張?」

記者
「より多くの方と向き合うべきではないかと」

石丸伸二氏(42)
「とりとめなく? 際限なく? それ無理ですよね? 多くの方に情報を伝えるために、もっとも効率的な方法を選びました。(仮に)ここにYouTubeやってますという人がきて1時間対話すると、チャンネル登録1000人しかいない。この1時間、皆さん損しますよ。無理なことは言わない方がいいと思います」

一方で、都議会で何を目指すのか問われると。

記者
「果たしていく政策のイメージがつかない。都民に何を還元していきたい?」

石丸伸二氏(42)
「そういう質問が来ると思ってました。党として実現する政策は、ここでは出しません。各人の良識、そして判断能力に任せたい」

さらに議案の賛否について、政党の決めた方針に議員が従う「党議拘束」をかけないといいます。これに、ある都議会議員からは…。

ある都議会議員
「政策がない。何をしたいのかわからないというのが正直な感想」

ある都議会議員
「対策の立てようもないし、対抗すべき軸が見えなかった」

小池都知事は…。

小池都知事
「ずっと知事査定に入っていまして、どんな話になっているのか存じ上げておりません」

3年後に行われる都知事選の出馬については、「有力な選択肢の1つ」と述べた石丸氏。都議選でも、注目を浴びる存在になるのでしょうか。

(1月15日放送『news zero』より)

最終更新日:2025年1月16日 0:53