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入浴剤などに使う「フルオレセインナトリウム」を検出 何者かが投棄か 緑に変色した川 奈良・生駒市

2023年7月6日 5:42
入浴剤などに使う「フルオレセインナトリウム」を検出 何者かが投棄か 緑に変色した川 奈良・生駒市

奈良県生駒市内を流れる竜田川と、その上流にあるモチ川が緑色に染まっています。県が川の水を分析したところ、「フルオレセインナトリウム」という物質が検出されたということが判明しました。

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奈良県生駒市の川が、一面、緑色に染まっています。

記者
「最初の発見から10時間以上経過した今でも、川は緑色のまま流れ続けています」

鮮やかな蛍光色の川に、魚が泳いでいる様子も確認できます。

近所の人
「気持ち悪いというか、不思議というか、びっくりです。どういう原因でしょうね」

――普段この川でこんなことは?

近所の人
「見たことない。誰かが何かまいたんかな」

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生駒市などによると、5日朝、近くを通りかかった人が川が緑に変色しているのを発見。簡易検査の結果、毒性は確認されていないということです。突然起きた川の変色、いったい何が起きたのでしょうか。

川の上流で撮影された写真を見ると、赤い粉末状のものが壁面に付着していて、そこに水をかけると壁面が緑色に変色したということです。実際に、壁の清掃が行われると川に緑の水が流れ出していました。

水をかけると緑に変わるこの赤い粉。県が川の水を分析したところ「フルオレセインナトリウム」という物質が検出されたということが今夜、判明しました。薬品に詳しい専門家に聞きました。

都留文科大学 山田暢司客員教授
「よく知られているところで蛍光ラインマーカーですとか、お風呂に入れる入浴剤の着色剤として知られているのが、結構身近なところであげられる」

「耳かき1杯のフルオレセインでも風呂なんか真緑になる。キロ単位で持っていると1つの沼が真緑になるぐらいはあり得ます。一般論としては、それほど危険性はないと思われます」

県や市は何者かが川に投棄したとみて、引き続き原因の調査などを続けるとしています。

(7月5日『news zero』より)