ルフィG渡辺優樹容疑者を特殊詐欺事件で再逮捕 都内の女性からおよそ3900万円詐取か 警視庁
全国で相次いだ強盗事件の指示役として逮捕・起訴されている、いわゆる「ルフィ」グループの渡辺優樹容疑者(39)について、警視庁は2つの特殊詐欺事件にも関わったとして再逮捕しました。
渡辺優樹容疑者は、フィリピンを拠点とした大規模特殊詐欺グループのリーダーで、いわゆる「ルフィ」らが関わったとされる全国で相次いだ強盗事件でも指示役として逮捕・起訴されています。
その後の捜査で渡辺容疑者が2019年、メンバーに指示を出し、東京都内の80代の女性に警察官を装って「あなたの現金が偽札にすり替えられている。本物と交換する」などとウソの電話をかけ、現金およそ3900万円をだまし取るなど、2つの特殊詐欺事件に関わった疑いが強まったとして、警視庁は21日、詐欺と窃盗の疑いで再逮捕しました。渡辺容疑者が特殊詐欺に関わったとして逮捕されるのは、7度目です。
また、警視庁は21日までに、渡辺グループのメンバーでフィリピンから日本国内の出し子や受け子のリクルーターをしていたとみられる林哲也容疑者(44)も、窃盗の疑いで逮捕しました。
警視庁は、特殊詐欺グループについても実態解明を進め、リーダーの渡辺容疑者の関与を追及する方針です。