G7サミット、首都東京を“空から守る”若手隊員 警視庁航空隊
最終日を迎えたG7広島サミット。首都東京を空から守る警視庁航空隊の若手隊員を取材しました。
■2005年、英国サミットでは首都ロンドンでテロ…
広島で行われているG7サミット。実は2005年、イギリスで行われたサミットでは、会場ではなく首都ロンドンでテロが発生。そうしたことなどから、警視庁も首都「東京」へのテロを開幕前から警戒してきたのです。
東京を空から守る警視庁航空隊でパイロットを務める鈴木米香さん(26)。今回のサミット警備が、鈴木さんが機長として臨む初めての大型警備です。
サミット前のこの日、空からの警戒活動へ出動。
警視庁航空隊・鈴木米香操縦士「行きます! トルク(出力)チェック」
この日は都心の警戒活動を行います。
鈴木さん「渋谷、ライトターン(右回り)で1周します。ライトクリア(右に障害物なし)」
地上の警察官と連携し、110番通報の現場の状況を確認したり、大使館など重要施設周辺が不審な状況にないかなどを見回ったりします。
鈴木さん「減速、旋回します」
この日の警戒活動は、およそ1時間。異常は、なかったということです。
■整備士も空からの警備を担う
空からの警備を担うのはパイロットだけではありません。整備士の藤原有希さんも、初めてサミット関連の警備に関わります。
警視庁航空隊・藤原有希整備士(22)「普段から自己鍛錬を怠ることなく、覚悟と責任を持って、サミットに向けて頑張りたいと思っています」
鈴木さん「(G7広島サミットの)警備を完遂できる、するために、警視庁の一員として私が何ができるかをしっかり考えて、意識して、全力を尽くしたいと思います」
警視庁によりますと、これまでに大きなトラブルはないということですが、サミット終了まで緊張は続きます。